2014年01月11日

身体を綺麗にする油の採り方

おはようございます。

遅くなりましたが・・・
新年あけましておめでとうございます。
本年もどうぞ宜しくお願い致します。

今日は、久しぶりに健康自然食のお話。
身体を綺麗にする油の摂り方です。

人間が生きるために必要な油ですが、
質の悪い油は、美容と健康に悪影響を与えます。

質の良い油を適正に摂取する事は、美容と健康はもちろん、
肌荒れ、花粉症対策、アレルギー対策、更年期対策、
冷え性、手足の冷え、ダイエットにも効果を発揮してくれます。

質のよい油の基本は、もうご存知の方も多いと思いますが、
低温圧搾・コールドプレス法で作られているかどうかです。
 

低温でじっくり時間をかけて抽出する方法です。
油が酸化せず、ビタミン・ミネラルなどの栄養素もしっかりと残り、
実に身体によい油ができます。

昔ながらの製法ですね。
この方法だと大量生産が困難ですので、当然値段も高くなります。

スーパーなどで売られている一般的な安価な油は、
安く大量生産するために、製造工程で薬剤などを使って無理やり抽出され、
精製されている物がほとんどです。

何度も高温にさらされるため、酸化・劣化した油となり、
ビタミン・ミネラルなどの栄養素はなく、トランス脂肪酸が多いので、
健康によくありません。

また、圧搾と書いてあっても、
高温圧搾法は、油が酸化・劣化しやすいので、
「低温」かどうか注意が必要です。

最近は、コレステロールがつきにくいトクホ(特定保健用食品)の油もありますが、
コレステロールがつきにくいというだけで、
抽出方法などを総合的に考えると、
残念ながら、質の良い油とは思えません。

質の悪い油は、消化をするために、内臓に負担をかけます。
酸化した油の過剰摂取は癌を増やすと言われています。
身体の酸化は、そのまま老化に繋がります。


油の摂り方は、本当に大事です。

アンチエイジングが大好きな私は、
油の摂取は、特に特に気を付けています。
 
今、我が家にある油は、低温圧搾法で作られた3本です。

①有機亜麻仁油(オメガ3)
酸化しやすいのでドレッシングなどで生食する。冷蔵庫保存。

②有機エキストラヴァージンオリーブオイル(オメガ9)
酸化しにくいので、加熱料理に適。

③古式玉締胡麻油「香宝」(オメガ6・オメガ9)
油の中では酸化しやすい部類なので、料理の最後に香りづけに少々。
 

開封後の酸化にも気を付けて、できるだけ少量ボトルを買うようにしています。
安価な油の2倍から10倍以上するのもあると思います。

高価ですから、大切に少量だけしか使いません。
「少量しか使えませんっ!」
と言ったほうが正しいかもしれません。

高価な油は、必然的に少しだけ使うことになり、
それらは、身体を内側から綺麗にしてくれます。
そう考えると、決して高いものではありません。

最後にもう一度。
油の摂り方は、大事です。

外的環境の悪化は、自分たちの力では大きく変える事はできませんが、
自分の身体を大切に思って、
日頃の食生活を大切に過ごしていくこと、
その積み重ねが、これから先、大変重要な事だと感じます。

今年も、平安で穏やかな一年となりますように・・・☆  


Posted by kitten at 11:02Comments(0)健康自然食

2010年06月13日

たべすぎない2

こんにちは。
緑の美しい季節、いかがお過ごしでしょうか?

最近の私は、自分の体を実験台に月に一度「一日プチ断食」を行っています。
思った以上の効果に自分でもビックリicon14
食べることが大好きで過ごした人生、
本当に食べ過ぎていたんだなぁと実感しています。

このお話は、また機会を作ってご紹介していきたいと思います。


さて今日は前回の「食べ過ぎない1」に引き続き、「食べ過ぎないパート2」です。
当たり前のことですが、豊かな時代だからこそ難しい「食べ過ぎない」という事。

多くの現代人は、食欲のままに食べ過ぎて健康を害している、
「現代病は、食べ過ぎ病」とまで言われています。

水野南北や貝原益軒、杉田玄白も「過食の害」を昔から説いて下さいました。

ドイツの諺で以下のものがあるそうです。
「三食のうち、二食は自分のため、他の一食は医者のため」
多めに食べた分だけ病気をして、医師を喜ばせている・・・・という意味です。

大哲学者のソクラテスも
「なるべく簡単に、なるべく少なく食べよ」
と説いておられます。

賢者の言われていることは、古今東西、変わらないようです。

前回と内容は同様ですが、
食べれば食べるほど元気がでるわけではなく、
脂肪や老廃物が増え、内臓が疲れて病気になってしまいます。


人間の体を石油ストーブに例えてみますと・・・

石油ストーブにむやみに燃料を入れると、くすぶって上手に燃えないですが、
少しずつですと、うまく燃えます。

現代人の体もこれと似ていて、
栄養を摂りすぎて、くすぶっている状態は、食べ過ぎ病へ近づきます。

大事な栄養を少しずつ摂りいれて、うまく燃やすようにする事が、
健康への近道です。

「過ぎたるは及ばざるが如し」
「腹八分目に医者いらず」

以上心に留めて、食べ過ぎない少食健康法、
これからも「自分のため」に実践していきたいと思います。
  


Posted by kitten at 17:30Comments(4)健康自然食

2010年05月02日

たべすぎない1

おはようございますicon01
爽やかなゴールデンウィークとなりました。
きっと素敵な休日をお過ごしのことと思います。

さて今日は、当たり前のことですが、
豊かな時代だからこそ難しい「食べ過ぎない」というテーマについてのお話です。

毎日の飲食によって、休むことなく働いてくれる私達の胃腸、肝臓などの内臓器官。
これがもし、暴飲暴食ならば、きっと大変にお疲れのことでしょう。

時に、内蔵に休息を与えてあげれば、
これからも長く、私たちのために働いてくれることとなります。

その休息が空腹時間です。
内臓が休まる時間は、無駄な脂肪が燃える時間となります。
つまり、体がどんどん若返る時間というわけですicon12

空腹を楽しむことが出来ると、
無駄な脂肪が燃えて体がスリムになり、血液もお肌も綺麗になり、健康になり、
最後には、余分なお金も使わないので、貯金をする時間となります。

一日厳しい断食をするのではなく、
毎日2・3時間の断食を楽しむだけで内臓は元気になります。
つまり次の食事まで間食をしなければOKです。

お腹が空いた場合は、水かノンカフェインの健康茶がオススメicon06


食べ物を消化するためには、
前回ご紹介した「生きるために必要な酵素」も大量に使われます。

腹八分目は、酵素の無駄使いをも防ぎます。


私は「お腹が空いている時間は、自分が自分をキレイにする時間」と考えて、
楽しむことにしています。

お金のかからない簡単で究極の健康法であり、エステにもなっちゃいますface02


  


Posted by kitten at 08:52Comments(0)健康自然食

2010年04月03日

酵素とは?

おはようございますface02
新年度4月に入って最初の週末icon27
いかがお過ごしでしょうか?

我が旦那様は、午前中だけ出勤とのこと、いってらっしゃいませ~icon12
いつもお仕事、お疲れ様ですicon06ありがとうicon06


さて本日は、ずいぶんと前にご紹介しました副食にオススメな食材の組み合わせ
「まごわやさしいこ」の「こ」にあたる酵素のお話です。


まず酵素とは、たんぱく質の一種で、消化・吸収・代謝・排泄等、
人が生きていくための身体の働きになくてはならない物質です。

体内の酵素量は20歳前後をピークに、
その後少しずつ減少していくことが最近の研究でわかってきました。

40歳を過ぎるとほとんどの人が不足気味となり、
60歳で新生児と比べると1/30にも減っているそうです。

そのため、
「老化とは酵素が不足することである」
「あなたの寿命は酵素で決まる」
とまで言われています。(エドワード・ハウエル博士により)


一番発酵食品を食べ、世界で一番「酵素貯金」をしていた日本人。
世界で一番の長寿国ニッポンになるのも納得です。

これからも伝統的なこの日本食を大切に、
毎日の食事で、積極的に発酵食品を摂り、
減っていく酵素を補っていく事がいつまでも若く健康に保つためにも、
大切だと思います。

ここで酵素を含む食品ですが、
納豆・醤油・味噌・漬物・甘酒・塩辛・鰹節・くさや・生野菜
など昔ながらの日本食に多く含まれています。

大根おろしでも酵素が摂れます。

乳酸菌も酵素も同時に摂れる「ぬか漬け」も
体を内側から美しくするよい食べ物です。

乳酸菌と聞いてよく質問をされるですが、
ヨーグルトなど乳製品の摂り過ぎは、白内障になるといわれていますので、
私個人的にはオススメしていません。

また、酵素は生野菜に含まれている事からおわかりになるかと思いますが、
熱に大変弱いです。

お味噌汁を作る際、お味噌を入れるタイミングは、
食べる直前に、必ず火を弱めて(止めて)、
沸騰しないように注意しています。
一人だけ先に食べるような時には、お味噌は鍋には溶かず、お椀に入れます。
(お鍋に溶いた味噌の酵素は、1時間ほどで無くなってしまうそうです。)


そしてこの酵素が有効的に働くためには、
補酵素としてビタミンやミネラルが必要になってきます。

未精白穀類の玄米には、
補酵素としてのビタミン・ミネラルが数多く含まれていますので、
一緒に摂ることで、発酵食品の酵素を有効的に働かせてくれます。

玄米と、出来立てのお味噌汁、少しのお漬物と共に頂く日本食は、
バランスよく、若返りに理想的な健康自然食になります。

つくづく伝統的な日本食の素晴らしさを感じます(*^^*)
日本人に生まれて良かったですicon06
  


Posted by kitten at 08:48Comments(0)健康自然食

2009年09月06日

秋にむけて☆お勧めの献立

こんにちは。

暑かった時期が懐かしいと感じながらも、
さわやかな秋風が漂う、とても心地よい季節ですface02

今日は、秋に向けてお勧めの献立をご紹介します。


秋といえば、「食欲の秋」

食欲の秋ならではの有名なことわざに、
「秋なすは嫁に食わすな」という言葉があります。

美味しい秋なすで食が進みすぎて太ってしまうから・・・説
なすは体を冷やす食べ物だから・・・説
中には、嫁いびり・・・face08という説まで、諸説あります。


「柿が赤くなると医者が青くなる」
収穫の秋には食が進み、昔の人は元気になったといいます。

しかし、これは昔の栄養失調時代のお話。
現代人には、要注意な言葉です。

今は、栄養過多の時代です。
食欲の秋に負けて、あっという間に体に堆積!!
・・・そのような結果にならないようにしたいものです。

仏教の教えに
一日一食は、天人の食事。
一日二食は、人間の食事。
一日三食は、けだものの食事。

とあります。

これは、体が本当に食べ物を要求するときに食べるのが良く、
胃腸も休養を与える必要があるということだそうです。

三食食べなければ栄養失調になるという時代でもありませんので、
体の本当の要求に耳を傾けて、きちんとお腹が空いてから、
食べることが大切だと思います。



今私が勉強しているヨーガの世界でも、
食事直後の胃の内容は、
食べ物が半分、
水分が四分の一、
すきま四分の一、

になっているべきだといいます。

三度三度の食事を満腹に食べていると、
肥りすぎ・成人病・メタボ予備軍の源となりかねません。

「腹八分目に医者いらず」

もう少し食べたいというところで、お箸をおくのは難しいことですが、
今のこの時代には、特に大切なことだと思います。




以下は、理想的な秋の献立一例です。

《朝ごはん》
玄米きのこ雑炊
(玄米・しめじ・まいたけ・にんじん・ねぎ・だし汁・味噌)
五目きんぴら(ごぼう・れんこん・にんじん・しょうが)
わかめスープ(わかめ・長ネギ・麩)

《昼ごはん》
いなり寿司(玄米ごはん・油揚げ・にんじん・しらす))
いり豆腐
(豆腐・にんじん・干しいたけ・ごぼう・れんこん・たまねぎ・乾燥ひじき)
かぼちゃの味噌汁(かぼちゃ・わかめ)

《夜ごはん》
栗ごはん(胚芽米・栗・炒りゴマ)
秋刀魚の塩焼き(新鮮な秋刀魚・大根おろし)
切り昆布の煮物
(切り昆布・にんじん・干しいたけ・糸こんにゃく・油揚げ・水煮大豆)
なめこの味噌汁(なめこ・豆腐・ねぎ)
キャベツの塩もみ(キャベツ・にんじん・しその実)



一日の食事の回数・分量・内容を考え、食を正して、
家族みんなが健康な体で、
読書の秋、芸術の秋を迎えたいと思います。

芸術の秋ということで!?
今週末の我がkitten家は、夫婦でオペラ鑑賞に行く予定です♪
今からとっても楽しみです^^

それでは、爽やかな季節と共に、
心も体も健やかな時を過ごされますように・・・☆


  


Posted by kitten at 16:54Comments(8)健康自然食

2009年06月29日

夏にむけての献立

こんばんは。
6月も、もう残りわずか。
ブログも今月2回目・・・face07
最近、時が過ぎるのをものすごく早く感じています。

先週末は、月に一度の東京ヨーガ教室と法事と予定が重なり、金曜日~日曜日まで実家で過ごし、
昨晩夜遅くに郡山に帰ってきました。

3日間家を留守にしていたので、何か好きなものをと、
今朝のお出かけ前に、
「今晩、何食べたい?」
と聞いたら、
「さ・か・なicon06
と魚好きの旦那様。

よく晴れた一日でしたので、朝から洗濯機を3回ほどまわし、
溜まった家事をこなして、久しぶりの大量のお買い物へ♪

いつものお魚屋さんには、ソイ・カレイ・鯵・尾赤鯵・生いわしなどなど、
たくさんの美味しそうなお魚達が並んでいました。

「今日一番おすすめのお魚は?」
「塩焼きなら、今の時期、このいさきが美味しいよ」

と教えてもらったので、いさきを購入♪
迷った時には、いつもこの調子でお店の人に聞いちゃいますface02

今晩の夜ごはんは、こんな感じになりました。





玄米ごはん+有機黒ゴマ
椎茸と長芋のすまし汁
いさきの塩焼き
なすの味噌炒め(ピーマン・舞茸・にんにく・しょうが・ひき肉)
サラダ・手作りハーブソルトかけ
お漬物



この手作りハーブソルトは、親しい友人から頂きました。
マルドンの塩・青森産乾燥にんにく・バジル・レモンタイム・ローズマリー・
ベイオレガノ・ウィンターセイボリー・タラゴン・ブラックペッパー・セロリシード・・・・・
ほとんど全て自家製ハーブを使った貴重な手作りソルトです。
簡単なサラダがとっても美味しく、ラックアップしちゃいます。
ご馳走様でしたicon06


ま(豆)           味噌
ご(ゴマ)          有機黒ゴマ
わ(わかめ・海藻類)   とろろ昆布・切昆布
や(野菜)         人参・きゃべつ・なす・ピーマン・しょうが・にんにく・きゅうり・プチトマト・大根
さ(魚)           いさき
し(しいたけ・きのこ類)  舞茸・しいたけ
い(イモ類)         長芋
こ(酵素を含む食品)   生野菜 ・漬物

さすが、お店の方おススメのいさきは、脂がのっていてものすごく美味しかったです。



日を追う毎に、夏らしい気候になってきました。
今日は、最後に夏に向かってお勧めの献立をご紹介。
長くなるので興味のある方はこちらへ↓
  続きを読む


Posted by kitten at 22:02Comments(0)健康自然食

2009年04月01日

雑穀の魅力にはまる・・・の巻

以前から雑穀を使ったマクロビ料理には興味があったものの、
玄米ご飯に雑穀を混ぜて炊くだけの活用しかできていなかったkittenです。

そんな私が有名な雑穀cafeを経営されている方の妹さんのお宅に、
お邪魔した時のお話です。

3月吉日。

雑穀を使ったマクロビランチを作ってくださいました。





タコライス
もっちもちに炊き上げた玄米ごはんとお豆と雑穀のタコライスソース。
どう食べても、お肉を使ったようなコクのあるタコライスソースは、
雑穀とお野菜のみで出来ていました。

フィッシュフライ
・・・といってもお魚ではなく、ひえと長芋とお麩を使ったマクロビ雑穀フライ。
食べてびっくり、見た目も味も食感もお魚のフライなのです。







ジャガイモとアマランサスのディップ
ひよこ豆と水菜のディップ

ホシノ天然酵母を使った手作りぱん。
天然酵母ぱんは、やっぱり味が違います。
酵母の香りとともに、とってもやさしい味がしました。







はっさくの寒天ゼリーと
ひえを使ったパフェ。

最後に玄米珈琲「ブラックジンガー」



こんな風に雑穀を魔法のように使いこなしているこの方は、
気さくで話しやすくて、明るくicon12素敵な女性icon12です。

話を聞けば聞くほど、
シンプルな調味料(塩や梅酢や菜種油など)のみを使って、
ボリュームのあるおかずを作り上げていらっしゃることに、
とてもよい刺激を受けました。

以前にも、卵や乳製品を一切使わないレモンカスタードや、
コーンクリームコロッケ(もちあわなどを使用)を作って頂き、
雑穀には、私の知らない新しい世界が広がっていました。

私もこんな風に
雑穀を使って、おもてなしができるようになりたいと思います。

すっかり雑穀の魅力にはまってしまいましたface02

お姉さまが開いているお店は、
雑穀cafe 小粒
青森県ではありますが、いつかぜひ行ってみたいと思っています。


雑穀cafe 小粒
〒030-0941
青森市自由ヶ丘2-13-19
017-741-3110
 ※自由ヶ丘の中央公園入口の前です

定休日  日曜日&祝日

  


Posted by kitten at 23:48Comments(6)健康自然食

2009年04月01日

働き者の【腸】

ずいぶん前に取り上げた人間の「適応食」に関して、
今日は【腸】働きと構造の観点からのお話です。

まず、腸の主な働きを挙げてみると・・・
・体に必要な栄養素を取り込む
・有害物質を遮断するバリア機能
・腸に運ばれた食物成分を認識し、
  膵臓・肝臓・胆のうなどに消化液を分泌させる
・20種類以上のホルモンを分泌して、
  膵臓・肝臓の働きを高め、消化・吸収を促進させる
・神経細胞が多く、神経を興奮させたり抑えたりするアドレナリンや
  ノルアドレナリンを分泌させる
・食品の成分や化学物質を感知するセンサーがあり、
  その情報を脳へ伝える

代表的な働きを羅列しただけでも、こんなにたくさんあり、
腸は脳をも支配する働きをしています。

とっても優秀な人間の腸。

数多くの働きを持つが故に、
腸の状態が悪くなると、体全体へ影響してしまいます。

腸の働きが悪くなると、
有害物質が排出できずに体内に溜まり、
腸からの伝達により働く膵臓・肝臓の機能も弱まり、
最終的に体力が低下・免疫力も弱まってしまい、
様々な病気の元になります。
悪玉菌といわれる腸内細菌が増えている状態です。

腸内には、上に述べた悪玉菌と、
体を健康な状態へと維持をしてくれる善玉菌が存在します。

これら腸内の細菌達は、私たちが食べた食べ物を元に増殖を繰り返します。
したがって、毎日の食生活で、腸内細菌達を育てているわけです。

悪玉菌の大好物は、肉類・脂質。ストレス。
善玉菌の大好物は、ご飯やお芋などの炭水化物・食物繊維と言われています。


次に、腸の構造から見てみますと、
肉食動物は食物繊維を摂取しませんので、
腸の形は煙突のようにストンとしています。

私たち人間の腸は複雑に曲がりくねりながら、
内側の壁には、絨毛や微絨毛があり10~12mもあります。
この腸壁は、体の表面細胞と同じ上皮細胞で、
毎日入れ替わります。
よって、毎日掃除をしないと垢が溜まり悪玉菌が増える原因となります。

食物繊維は、腸内に溜まったこの垢を掃除し、
腸内細菌の死骸や有害物質を一緒に包み込んで、
便として排出してくれます。
まさしく腸のお掃除屋さんです。


毎日、休むことなくこつこつと働く優秀な腸。
その腸内をきれいに保つために、
穀物と食物繊維のある食べ物を、
偏らずにバランスよく日々の食事で摂取していきたいと思います。

穀類(特に玄米は善玉菌を増やす最良食品)を全体の食事の5割。
野菜・海草・キノコ類をそれぞれ1割~2割程度。


アメリカやイギリスでも、
人間にとって理想的な食事は、日本の食事と言われています。

簡単に和食を取り入れられる環境に感謝して、
これからも、心と体の健康維持に努めていきたいと思いますface02  
タグ :適応食


Posted by kitten at 23:14Comments(0)健康自然食

2008年02月08日

健康日本21

先日、友人に教えて頂いたホテルハマツで行われた医学博士 中原英臣氏のセミナーに行ってきました。

お題は、「健康と医療」


結論は、一言。
健康は自分で守ること。


前に「健康情報番組に惑わされないために・・・」と題して記事でも書いたことがありましたが、
中原先生も、「健康になるには、健康情報番組を見ないこと!!」といっておられましたface03


さて、その講演会でもお話にでた、
2000年に厚生労働省により始められた第三次国民健康づくり運動「健康日本21」について。

その中で、「栄養・食生活」分野では「野菜の摂取量の増加」を目標に掲げています。
一日必要なお野菜は、350g以上。

今の日本人の野菜平均摂取量の現状は、(成人女性の場合)

20-29歳 220g
30-39歳 215g
40-49歳 230g
50-59歳 275g
60-69歳 295g
70-79歳 260g
以前書きましたが、

講演会では、日本人の野菜平均摂取量は、1日1人当たり約280gとおっしゃっていました。



ところで、がんや心疾患系の病気が非常に多かったアメリカのお話ですが、
30年前の1979年に「ヘルシーピープル」を提案しています。
その中で「5 a day」という言葉通り、1日5皿(1皿70gとして)以上の野菜や果物を摂取することで、
最終的に、1日350gを野菜摂取量の目標値にしました。

ただ「1日350gの野菜を摂取しましょう」というのではなく、
具体的にわかりやすい指針があるのは、さすがアメリカアメリカ

※アメリカの1日野菜摂取量350gは、30年前の当時、
がんや心疾患が少なかった日本人の食生活をモデルにしたとのことです。

今では、「がん(大腸がん)」「循環器病」などの予防には、
野菜に含まれる抗酸化物質の有用性は、知られてきていますが・・・
本当に、昔の日本食って素晴らしいicon12

アメリカでは実際に、食生活が少しずつ見直されて、
ガンの死亡率も、食事と深くかかわる大腸ガンや乳ガン、前立腺ガンなども減り、
心筋梗塞も3分の1まで減少しているといいます。



講演会では、平均的な日本人が不足している60~70gの野菜を補う方法として、

アメリカに習って、1日の食卓の中で、お野菜の料理をあと一皿追加しましょう。
スーパーに行ったら、お肉やおやつを買う前に、あと一皿分のお野菜を買うように!

とわかりやすい目安を教えて頂きました。



さて、日本でこの「健康日本21」運動は、どのくらい広がっているのでしょうか?
・・・私も言葉だけで具体的なことは何も知りませんでしたface07

2000年にこの運動を掲げて、2010年まで展開されるようですが、
中間報告では、野菜の摂取量も減少して、年々不健康になっているデータも多々あるとか。

大切な国のお金を使ってのプロジェクト、もっと効果が現れますように・・・face02  

Posted by kitten at 12:36Comments(0)健康自然食

2007年10月25日

薬膳カレー

明日は、月に一度の東京ヨーガの日icon22
1ヶ月、時が過ぎるのがとても早く感じています。

実は、先週は友人の結婚式で東京港区竹芝まで行っていました。
2週連続週末の家を空けてしまうダメ嫁ですicon10

そんなkittenに対して何も言わずに優しくお留守番してくれる旦那様への作りおきメニューは、
今回は薬膳カレー!!!



もちろん、合成保存料・着色料・化学調味料は一切使用していません。
漢方スパイス・梅肉・卵黄油・クコの実・松の実などが入っている身体に優しい薬膳カレー・ルー。

薬膳料理をもっと本格的に習ってみたいと思っています。
・・・かなりの健康家族なので、必要ないと言われればそれまでなのですが^^;

薬膳根菜カレーを作ってみました。

◆材料◆
たまねぎ・人参・レンコン・ごぼう・さといも・大根

◆作り方◆
1・スライスしたたまねぎをノンオイルのフライパンでよく炒めます。
2・適当な大きさに切った人参・レンコン・大根・笹がきしたごぼう・さといもをゆでます。
3・1と2を合せて煮込み、「薬膳カレールー」を入れて、弱火でコトコトと煮込みます。

すっごく簡単face02

お野菜は、一物全体食を推進して、できるだけ皮ごと使います。
調理の際に、油は全く使いませんでした。
皮をむかないことで、ごみも少なく、油もないのでシンク周りが汚れないのがいいですねキラキラ



お気に入りのル・クルーゼのお鍋で、朝からどんどん煮込んでいます。
さぁて、お味はいかがかしら?  

Posted by kitten at 16:09Comments(5)健康自然食

2007年10月25日

秋には、穀類・糖質を!

今日も、本当によいお天気。
さわやかな秋晴れが、続いていてとても気持ちがよいですねicon01

さて、最近の我が家の食卓は、たくさんのお芋達が、毎日お目見えしています。
玄米の新米も手に入るようになり、
もちもちっとした玄米の食感に、とても豊かな実りの秋を感じています。

以前の「冷え性について」のブログでもご紹介しましたが、

春には、「苦味を盛れ」
夏には、「酸味と水気を盛れ」
秋には、「糖質分を盛れ」 糖質とは、秋に実る穀類や芋類を指します。
冬には、「熱と油気を盛れ」
という言葉があります。

秋の季節は、旬の穀類や芋類をしっかりと摂ることで、
これから始まる寒い冬をのりきる体を作っていきたいと思います。

そして、我が家ではきのこの日光浴も始まっています。
干し椎茸は、日光に当てることによりビタミンDに変化するエルゴステロールが含まれています。
ビタミンDは、カルシウムの吸収を助け、丈夫な骨を作るために必要です。
詳しくはこちら

きのこの特徴は、きわめてエネルギーが低い事、
また食物繊維がたっぷり、
肥満を防ぎ、便秘も解消する働きがあります。

食物繊維の他にも干し椎茸の戻し汁には、
血圧低下作用もあることが最近確認されています。

普段お店で売っている干し椎茸は、機械乾燥がほとんどと聞きました。
ぜひ自分で日光に当てて、毎日常食して自己免疫力をアップさせたいと思います。

昨晩のkitten家のメニューは・・・

玄米ご飯(有機黒ゴマをのせて)
大根と油揚げの味噌汁
サトイモ・人参・ねぎ・こんにゃくの煮物
さつまいものサラダ



ま(豆)           味噌・油揚げ
ご(ゴマ)          有機黒ゴマ
わ(わかめ・海藻類)   昆布
や(野菜)         ねぎ・たまねぎ・人参・大根
さ(魚)           なし※昨日は、玄米菜食なメニューでした
し(しいたけ・きのこ類) 自家製干し椎茸
い(イモ類)        サトイモ・サツマイモ
こ(酵素を含む食品)  生野菜・酢・醤油・味噌

和食は、本当にローオイル(油抜きをしっかりして使った油揚げだけですicon10)
・ノンシュガーな献立ができて、体が喜びますicon06  

Posted by kitten at 10:44Comments(0)健康自然食

2007年05月07日

血液の声を聞く・・・・講演会に参加して

連休明けの月曜日、やっとゆっくりパソコンに向かう時間ができました。
最近の記事は、お教室ネタが多いですね^^;

そんな今日は、先日出席した講演会ネタです。
血液のお話を旦那様と聞いてきました。

講師は、生命科学研究所の平林秀基氏。
21世紀形マクロビオティックを研究されています。
マクロビオティックについては、こちら

健康維持はトータル思考でというお題から、
心・食・運動・生活習慣・睡眠・俳毒を考えて生活すること。

様々な血液の映像をスクリーンに映しながら、
血液を綺麗にすることがいかに大切か、
腸内環境を綺麗にすることが何よりも先決であるということを、とても分かりやすくお話下さいました。

腸内環境といえば、「病気にならない生き方」の著者新谷弘美先生(胃腸内視鏡分野の世界的外科医)の
胃腸は語る」という本もご紹介していました。
こちらも良い本ですね~face02

以下、講演会の内容から抜粋します↓

◇病気のメカニズム◇

悪い想い・悪い食事 ※生活習慣病の最大の原因は、心(ストレス)である。

血液の質の低下

細胞の質の低下

胃腸など臓器機能の低下

代謝の低下

多量の老廃物がたまる ※細胞の変異・破壊

病気


良い想いと良い食事をするべき。
良い食生活とは・・・・・。

自然の食べ物。
身土不二。 
一物全体食
穀物菜食。
陰陽の調和
良く噛む事。



その他、注意点として。

・疲れている時は、胃に負担をかけるため食事を取らない方が良い。

・食後すぐにお風呂に入る行為は、胃や腸があたたまり、消化不良を起こしやすい。
動物性食品の消化不良は、インドール・スカトール・活性酸素などの有害物質や発ガン性物質を発生させる。
※動物性食品を摂取した時は、気をつけたいものです。

・血液を汚す代表的な食べ物は、砂糖(白砂糖)である。
聞きながら前にも砂糖の取りすぎにご用心というお題で記事を書いたことを思い出しました。



また、ちょっと怖い下肢動脈瘤のお話。
出産経験のある人の2人に1人の割合で全人口の9%の方にまで拡がっているそうです。

ただし、こちらの下肢動脈瘤は、毎日の簡単な体操で直すことができるとのご紹介もありました。
肺の中の空気を全部入れ替える呼吸法と、
寝ながら脚と手を挙げて動かす体操です。

話を聞きながら、今月のヨーガのプログラムに、そろそろ入れようと考えていた体操の一つ、
寝ながら脚や腰を挙げる体操を組み込んでみようと思いました。
普段の生活では、なかなか足を上げる機会は少ないですので、
足や腰を上げることによって、様々な効果がある体操でもあります。
詳しい体操の内容は、また後でご紹介します。


いろんな講演会を聞く機会に恵まれることに、本当に感謝しています。
自分なりに理解し、納得しながら、
今まで行ってきたこと・ブログでご紹介してきたことの再確認の場ともなりました。

ありがとうございましたicon06

最後に、今回の講演会で印象に残ったお言葉をお借りします。

病気とは、生活の誤りを正す警告であり、命を守る働きでもある。  

Posted by kitten at 22:19Comments(8)健康自然食

2007年04月02日

赤い着色料のお話の追記:コチニール色素

以前に、赤い着色料のお話という記事を書きましたが、
その際、個人的に質問を受けたことがありました。

内容は、コチニールという虫が赤の着色材として食べ物にも使われています。
虫と言うのは確かに嫌だけれども、まだ体にはいいのでしょうか?という質問でした。

その時は、まだまだ知識が甘かったのですが、
先日の安部司さんの講演会で、ちょうどそのお話がでたので、ここでまとめておこうと思います。

天然の着色料として、代表的な「カロチノイド」と「コチニール」。
カロチノイドは、野菜の色素ですが、
コチニールは、南米で衣料の染料などに使われていた虫だそうです。

サボテンに寄生する虫(カイガラムシ科エンジムシ)を乾燥させて、すりつぶして抽出する色素。
透明感のある綺麗なピンク色が特徴で、ペーハーを少し変えるとオレンジ色にもなります。
ある大手メーカーのきれいなオレンジ色の繊維飲料も、この色素で着色しているのだとか・・・face08
あのきれいなオレンジ色は、繊維が入ってるからではないのですねぇ。。。

そういえば、白い粉と着色料と香料で、
元は同じ砂糖水が、レモン水・カルピス・メロンソーダに変身していくのを実演で見ました。

天然系の着色料の方が、
国が禁止を始めたのが早いという事実もあります。

天然着色料であっても、ムシの死骸を原料にしているのは、
着色料として、あまり摂取したくないと思いました。
(もともと、虫系が大変苦手な者で・・・・icon10

ご参考にしてもらえれば、幸いですface02

  

Posted by kitten at 22:06Comments(6)健康自然食

2007年03月25日

安部司さんの講演会1

昨日の諸事情により東京ヨーガ教室が日帰りだったのは、
今日24日の安部司さんの講演会に出席するためでした。

以前にも、このブログでご紹介しました、
60万部のベストセラー「食品の裏側」の著者であり、
食品添加物の神様と言われている安部司氏の講演会があると聞き、
今回参加することができました。

こういった機会に出会う事ができたことに、感謝です。
ありがとうございます。

大変興味深い内容で、とてもあっという間の2時間でした。


内容は・・・・・。

まずは、健康志向に対する意識はとても高いのに、
日本の消費傾向は、とても矛盾しているというお話からでした。

例えば、外国産の安い野菜や、農薬を使った綺麗な色をした野菜ばかりが売れている。
虫食いや見た目の悪い野菜、色の悪い野菜は、売れない。
不自然なぐらい長い賞味期限のお惣菜が売れている。
中国の富裕層では、日本の安全な野菜を高価な値段で輸入している現状。

また、添加物の種類は、複雑化し増える一方なので、
一つ一つ覚える必要はない、ともお話がありました。
それでは何が添加物なのか?というと、
台所にないもの だそうです。・・・・納得です!!

添加物であっても表示義務がないものもあることや、
添加物の複合摂取の危険性についても、触れていました。
それについては、以前こちらのブログでも書いているので、今日は省略します。


今回、面白いと思ったのが、添加物の黄金トリオです。
「塩」「化学調味料」「たんぱく質加水分解物」
この3つが合わさることで、絶大なうまみが生まれる!というお話。

ここでいう化学調味料は、表示成分で言えば、 「調味料(アミノ酸など)」 と書かれています。
この(アミノ酸など)には、グルタミン酸ナトリウムや核酸など何種類を入れてもOKとされていて、
今現在どれだけの種類が入っているのかわかっていません。
ともすればアミノ酸は、体に良いのでは?と勘違いをする人まで出てきて、
加工する側にとっては、非常に便利な表示です。

「たんぱく質加水分解物」とは、
たんぱく質を、分解してうまみ成分を作り出す方法なのですが、
酵素で分解する方法塩素で分解する方法があります。
もちろん、劇薬の塩素で分解する方法は、安価に作る事ができますが、危険でないはずがありません。
塩素で分解したときに出る副産物「塩素化合物」は発がん性を指摘されています。

安倍さんが強く言っていたのは、
この黄金トリオは、あらゆる加工食品(明太子・ちくわ・ハム・ソーセージ・漬物・インスタントラーメン・冷凍食品・カレールゥ・瓶詰・缶詰・スナック菓子など)に含まれ、
それを口にすると、非常に濃い味を、「おいしい」と覚えてしまう事。
舌を麻痺させてしまい、自然だけの味を薄く感じたり、物足りなく感じてしまうことがあるという事。

普段の食事に、この黄金トリオを使っている食品を食べていれば、
人間の舌は、その味を美味しいと感じてしまいます。

そう考えると、スナック菓子やインスタントラーメン、を美味しい感じてしまうのは、
ごく当たり前の結果なのです。

昔のおばあちゃん達が、スナック菓子やインスタントラーメンを美味しいとは感じないのは、
黄金トリオでごまかされることなく、味を見極める舌を発達させたからであるともおっしゃっていました。

選択の余地のない子供に、黄金トリオを与えてしまうことへの心配と共に、
スナック菓子やインスタントラーメンだけを悪者にするのではなく、
普段の生活から見直しましょうというお話でした。


本日は、本当に勉強になりました。
早速我が家で使っている調味料を調べてみました。
調味料(アミノ酸)の表示のある調味料は、もともと買っていませんでしたが、
今回たんぱく質加水分解物という言葉を見つけてしまいました。
しかし、「植物性たんぱく酵素分解物(小麦由来)」と書いてありましたので、
塩素分解ではなくひと安心。


これからもできる限り、毎日使う調味料達は、高くても安全な物を選んでいきたいと思います。


ちなみに、我が家の安全な調味料達は、
なちゅらるふーずリトルガーデンさんや
自然食ショップとみやさん
で購入しています。  

Posted by kitten at 01:19Comments(15)健康自然食

2007年01月24日

健康情報番組に惑わされないために・・・

最近の我が家の朝食に小魚が増えました。
理由は簡単。
毎朝1パック食べていた納豆が、
特売の日でも安くならず、買いだめ保存していた納豆が切れてしまったため・・・。

節約主婦としては、いつもより高い値段で納豆を買うことに、
抵抗があります。

あるある大辞典の番組打ち切りと27年支えてきた花王のスポンサー辞退で、
この納豆高値も、そろそろ落ち着いてくれるかな?

テレビで「○○が良い」というと次の日のスーパーは、○○が売り切れます。
今日は、そんな健康番組の情報について。

以前、寒天が良いという時期ありました。
確かに寒天には、食物繊維を多く含み、とてもよい食品です。
あの時期は、本当に寒天が手に入らなかったですね。

体に良い寒天を買うなら、無漂白の国産をオススメします。
寒天が良いというだけで漂白した寒天を買っていても効果は半減してしまいます。

また、寒天を食べると、お腹で膨らみます。
食事で取った水分が胃の中で寒天に吸収されます。

夏の暑い時期、寒天を摂り過ぎると・・・・脱水症状を起こす可能性もあります。

テレビでは、正しい情報を流します。(あるある大辞典ではねつ造でしたが・・・face07
また、スポンサーが必ず付いているものですので、良いことばかりを並べます。
食べるときに注意をしなければいけないこと・欠点などは、
最後にテロップで流すだけ・・・・・なんてこともあります。

そこで、健康情報番組に惑わされないための判断基準を1つご紹介します。

簡単です。

 「その食べ物は、日本古来から食べられてきた食べ物かどうか?」 

身土不二という言葉どおりに、身体と土地とは二つにあらず、
日本人が本来食べるべきものは、日本で採れるその季節ごとの食べ物です。

この事を基本に考えて、健康番組を冷静に見てみて下さい。
食べ慣れた食材で、なおかつ旬である食材なら少量を食生活に取り入れて、
そうでないものは、よく考え調べられてから取り入れるのがよいと思います。

納豆も寒天も、とても体に良い食べ物です。
しかし食べすぎは、逆に悪影響を及ぼします。
毎日、少量、バランスよく摂取することが何より大切です。

情報に惑わされず、理解する知識や知恵がほしいものです。
そんな賢い主婦を努めたいと思います。

早く納豆の特売が始まってほしいと思うkittenでした。  

Posted by kitten at 14:40Comments(14)健康自然食

2006年11月21日

お野菜の目標摂取量

ひざひざの更新になりました。
毎日ブログを書き続けることの大変さをしみじみ感じています。

今日は、昨日と違い、とても良く晴れたお天気ですねicon01
お昼すぎまでずっと晴れているのも、かなり久々ではないでしょうか?
とても気持ちがよいものです。

今日は、野菜の摂取量について。
野菜の目標摂取量は、成人あたり、1日350g以上と言われています。

今の日本人の野菜平均摂取量の現状は、(成人女性の場合)
おおよその数字ですが、

20-29歳 220g
30-39歳 215g
40-49歳 230g
50-59歳 275g
60-69歳 295g
70-79歳 260g

若い世代の野菜不足はなんとなく想像できたのですが、
びっくりしたのが、どの年代も350gに達していないということでした。
相当気をつけないと、目標値には達するのは難しいのかもしれません。

1日350g/1人とすると1食約120g
これをどの位の量かというと・・・・

生の野菜なら両手の手のひらにいっぱい。icon23icon23

加熱したものなら片手にのる程度。icon23

だそうです。
お野菜の量の良い目安を知りましたface02
  

Posted by kitten at 14:50Comments(4)健康自然食

2006年11月15日

食品添加物のお話☆パート3

こんにちは。
朝は晴れていたのに、突然雨がふってきたりと忙しいお天気の1日でした。
今日は、食品添加物のお話☆パート3ですface01

以前にも、食品の裏側という本の紹介をしたり、(詳しくは、こちらをクリック
輸入食品の添加物の話(詳しくは、こちら)をしましたので、
食品添加物については実に、3回目になります。

今、日本で認められている添加物の種類・・・実に約800種。
アメリカ140種類。
ヨーロッパ14種類。
・・・・と比べても明らかに日本は食品添加物王国です。

この800種類にも及ぶ添加物は、単体ずつ、ねずみによる動物実験を行い、
安全であると判断され、許可されているわけですが、
食品添加物同士の食べ合わせも、実は大きな疑惑があります。

亜硝酸ナトリウムとソルビン酸(保存料)、
亜硝酸ナトリウムとパラオキシ安息香酸エステル、
亜硝酸系の添加物とアミノ酸などは、
一緒になったり、紫外線を浴びたりすると発ガン物質を作り出す恐れがあります。
そういった食品添加物の食べ合わせまでは、ノーチェックの現状です。
(恐ろしい言い方をすると・・・・特に日本人の体で、人体実験を行っている状態です。)

上記の亜硝酸ナトリウムとは・・・
許可されているのが日本だけとも言われています。
亜硝酸ナトリウム・・・ハムやベーコン・イクラ・たらこなどに使われるこの発色剤は、
染色体異常を懸念され、アメリカではベビーフードへの使用禁止になっています。
かなり身近な食品添加物です。


また、食品添加物の表示を免れているものがあります。

・ファーストフードなどの店頭販売のもの

・小さな個包装のもの(表示スペースがないもの)

・キャリーオーバー
(バターやマーガリンを使って焼いたパンやケーキには、バターやマーガリンに既に入っている添加物についての表示義務はありません。)

・副剤・加工助剤
(二種類以上の食品添加物をうまく混ぜる為に使う酸化剤や溶剤。異常発酵を抑えるものなど、製造過程で使用されるもの中に、表示されないものもあります。)

どの世界にも抜け道はあるものです face07



加工食品は出来る限り、摂らずに、
1繊維の多い食品(野菜・海藻・・・今ならきのこ類も)をたっぷりと。
2酵素を含む食品(生の野菜・生のお魚・発酵食品)も常時摂取。
毒素を排出するためにも、上記の食品を意識して摂るよう、
気をつけていきたいものです。  

Posted by kitten at 16:24Comments(6)健康自然食

2006年11月11日

冬に向けて免疫力アップのお話

最近、きのこが特に安くなってきました。
きのこ類は、大好きです。
そこで、秋を代表する味覚のひとつ、きのこについて。

きのこは、不老長寿の霊薬・病気予防に有効な食品として、
珍重されてきた長い歴史を持っています。

きのこの特徴は、きわめてエネルギーが低い事、
また食物繊維がたっぷりある事です。

これは、主にグルカンというブドウ糖が多く結合した多糖類で、
水溶性と不溶性の多くの種類があります。
肥満を防ぎ、便秘も解消する働きがあります。

食物繊維の他にも干し椎茸の戻し汁には、
血圧低下作用もあることが最近確認されています。

日光に当てることによりビタミンDに変化するエルゴステロールが含まれています。
ビタミンDは、カルシウムの吸収を助け、
丈夫な骨を作るために必要です。
生のきのこを、日光にあてると急激に増えるそうです。

毎日、常食して自己免疫力をアップさせたいと思います。

そして、冬に旬を迎える根菜類(人参・ごぼう・レンコンなど)は、
体を温め、冬の寒さに強くなります。
まさしく、「身土不二」です。

ということで今日は、きのことレンコンを買ってきました^^

あした晴れたら、買ってきた「きのこ」を日光浴させて食すことにいたしますicon01  

Posted by kitten at 18:57Comments(7)健康自然食

2006年10月24日

マーガリンよりバターが安全!?

今日は、本当に寒いですicon03
しかも、風もぴゅーぴゅー吹いているし・・・・・。
お買い物に行こうと思っていましたが、
いろいろ考え、あるもので作れそうなので明日にします^^

今日は、マーガリンの話。
玄米菜食+魚の食生活ですので、あまりマーガリンを使う食事にはならないのですが、
ちょっと疑わしい内容の記事をご紹介します。
もうご存知の方も多いかもしれませんが、
マーガリンに含まれるトランス脂肪酸が、疑わしい正体です。

トランス脂肪酸とは、マーガリンなどを製造する際、
液状の不飽和脂肪酸を固形化するために水素添加を施すことによって
飽和脂肪酸に変化させる過程において発生する物質。 
天然に存在する脂肪酸は、ほぼ全部シス型という立体構造を
形成していますが、この水素添加したものは、 トランス型という天然にない構造になります。

まぁ、簡単にいってしまえば天然にない人工の不自然な脂肪酸ということになり、
体内で代謝がされにくいということです。
もともと、冷蔵庫の中で、固まっている事が不自然といえば不自然です。

そこで、トランス脂肪酸が含まれる食品とは、
・マーガリン
・植物油(精製する過程で高い熱を加える為、一部はトランス脂肪酸に変化する。)
・クッキー
・油であげたスナック菓子
・その他マーガリンやショートニングを使用した食品

トランス脂肪酸の害
1悪玉コレステロールを増加させ、心筋梗塞のリスクが高まる。
2ぜんそく、アレルギー性鼻炎、アトピー性皮膚炎を引き起こす不安がある。
3トランス脂肪酸をたくさんとるお年寄りは痴呆症になる可能性がある。

ドイツやオランダでは、マーガリンは製造・発売が禁止になっています。
カナダでは含有量の表示が義務化され、
デンマーク政府はトランス酸を食品に含まれる総油脂量の2%以下にするように勧告しています。
そして、米国でも2006年1月より含有量表示を義務化するという記事が、
「週間朝日 2005.8.5」に載りました。

日本のマーガリン(100gあたり7g程度のトランス酸)に比べて、米国で最も多いものは20g程度というから、ちょっと驚きますface08

日本マーガリン工業会は、日本人のトランス脂肪酸摂取量は米国人の3分の1以下との研究を引用し、「現在の食生活であれば問題はない」とする見解を公表していますicon10


使うなら、バターの方がいいかなと思いますし、
パンにつけて食べるのは、私が大好きなface05亜麻仁油(低温圧搾)
イタリア人っぽく、オリーブオイルが大好きですface02


一部以下より掲載
http://www.food-safety.gr.jp/syokuhinhyouji/torannsusibousan.htm  

Posted by kitten at 17:45Comments(10)健康自然食

2006年10月04日

食べもの通信・輸入食品

先日、親戚のおばさまから、結婚祝いにと、以下の冊子が届きました。
そのおばさまも、自宅用に家庭菜園で無農薬野菜を栽培していることなどから、
食の話ではいつも、盛り上がります^^

私が食に対して興味を持っていることを知り、
この冊子の一年購読をプレゼントとして頂きました。


これから一年間とても楽しみです。
おばさま、本当にありがとうございます!!
私には何よりのプレゼントですface05

ということで、今日は、その冊子から。
とても読み応えがあり、これからのブログネタにも出没しそうな記事ばかりです・・・。

輸入食品の実態について。

基本的に輸入食品には、腐らないように、ホストハーベスト(収穫後の農薬=防虫剤、防カビ剤、ワックスなど)がかかっていますので、我が家ではJASマークがない輸入品は買わないようにしていました。
以下の内容を読んで、ますます手を出したくないなぁと感じました。

国が認めている輸入品使った冷凍ほうれん草や冷凍枝豆、ごぼうやキヌサヤなどから、違反農薬が検出され、学校給食のパンからも、視力低下や神経をおかす有機リン系農薬を検出されたそうです。
また、この輸入品の数々は、ありとあらゆる形態で輸入され、
コンビニ弁当や外食店などで多く使われているといいます。

この輸入量と国民人口の割合から計算すると、
食品添加物・抗生物質・カビ毒などを、1日に1人あたり10~15g、年に5kg
食べているようです。
これらの食品添加物などの過剰摂取が、子供の45パーセントがアレルギー症状を持っている現状と無関係ではないとも述べています。

輸入品を国産と偽造表示したり、鮮度を保持させるため、
「鮮度保持剤」違反も出ているそうです。

輸入食品の行政検査率たったの3.5パーセント
指定検査機関とあわせても10.2パーセント。←それでも、少なすぎface08
そのほかは、書類を見るだけでパスされてしまうという実態を知りました。

経済のために輸入をするからには、もっと安全な形で私達消費者に提供してほしいと強く思いますicon09  

Posted by kitten at 19:14Comments(4)健康自然食