2007年09月06日

輸入食品のお話1 「自給率」

今日からは、輸入食品のお話を3回シリーズで。

先日の日曜日福島県健康管理士会「知って得する健康講座」
横浜税関職員の高野広志様の「輸入食品の裏側」の講演を聞きに行ってきました。

まずは、よく耳にする自給率。
今、日本の自給率は39%と言われています。

都道府県別に見ると、福島県82%
東京1%
大阪2%

福島県って素晴らしい?と思ったのですが、
東北6県の中では、実はワースト2face07
1位 秋田 164%
2位 山形 127%
3位 青森 115%
4位 新潟 103%
6位 宮城  78%

5年前の福島県は、自給率100%だったそうです。


高野先生のお話は、輸入の現実を突きつけられた感じでした。

平成16年の輸入届け出件数は、約180万件(1年毎に10万件増の割合です)、
総輸入重量は、34,27万トンにまでのぼるといいます。
それに対して、厚生労働省の食品衛生監視員は、全国で330人あまりです。

この輸入品の検査はどのくらいの割合でできているのかというと、
配られた資料より、10.5%(つまり18万件分です)

しかしながら、この検査には、
さまざまな検査(行政検査・指定検査機関検査・外国公的検査機関)があり、
輸入を差し止めたりすることのない検査も含まれ、検査がされたとしても、
分析検査が行われるのではなく「五感に頼る官能検査が一番多い」といいます。

本当に検査をされているのは、このうちの1%程度(1.8万件)と、おっしゃっておりました。

本当に検査をされていたとしても、サンプリング検査方法ですので、
1件に対して全輸入品を検査するわけではありません。
いくつかある積荷のコンテナの扉付近にある適当なサンプルを取り出して検査。
コンテナの扉とは反対側となる奥までは、サンプルを取り出すことは、不可能icon11
したがって奥にどんな状態の食品があったとしても、取り出したサンプルが合格してしまえば、
合格となります。


そして、その検査でも違反は約1000件は出ています・・・・。

1.8万件中の1000件です。

きっと、全部を検査をすれば、相当の違反がでる可能性があると・・・。

また、大豆や豆などの検査は、一度合格すると一年間有効となり、フリーパスとなります。



ラーメン1杯のの自給率は、4%だそうです。割合で言うと、国内産はねぎぐらい・・・。
原材料の小麦粉の自給率14%を考えてみると、渋々うなずけますが、
ラーメン好きの私には、ちょっとショックな数値です。

食べ物を買う際にも、食べる際にも、
知ってお金を払うのと、知らないでお金を払うのでは、
大きな違いがあると思います。

・・・つづく

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Posted by kitten at 10:03 │Comments(2)輸入食品
この記事へのコメント
おはようございます。
とても勉強になる記事ですね☆
輸入品は買わないようにはしていますが、
この記事で確信しました。
本当に自分で勉強しなければならないですよね。
Posted by まなめっこ at 2007年09月06日 10:22
まなめっこさま

おはようございます。はじめまして。
ブログの訪問&うれしい書き込みありがとうございます。

おっしゃるとおり、まずは自分が知るということ、
とっても大切な事だと思います。
私も、この税関職員の方の輸入食品の現状を聞く機会を得ることができて、
とても勉強になりました。
少しでもお役に立てたら幸いです☆
Posted by kitten at 2007年09月06日 11:11
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