2011年10月16日

2011 ヨーガ禅夏季研修会に参加して・・・

こんにちは。
最近は、原発事故の事ばかりの記事でしたので、
2ヶ月以上前になりますが、夏に参加してきましたヨーガの研修会についての感想を・・・。
といっても、結局は原発の事になってしまいました。

震災後、水もない、食べ物もない、ガソリンもない、
そして東京電力福島第一原発事故、放射能汚染・・・
「今、私はどのように考え、どう生きたらよいのか。」
ヨーガをしながら問いかける毎日を過ごしていた7月下旬、夏季特別研修会の参加でした。

今年で5年連続、5回目の参加です。
今回の夏季特別研修会は、生活も考え方も大きく変わった中の参加でした。

このような状況下にありながら、参加できた奇跡に、ただただ感謝、感謝です。

早速研修内容は・・・

行法実習プログラム①
「アンチ・アンチエイジング」と題した成川弘子先生。
まさしく、題名そのまま、毎年美しくなられている成川先生からオーラを沢山頂いてきました。

アルダ・パドマ・パシチマターナ・アーサナ(半蓮華座で背面を伸ばす体位)
ヴリクシャ・アーサナ(木の体位)~アルダ・パドマ・ウッターナ・アーサナ(半蓮華座で前屈する体位)
 ~パーダーングシュタ・アーサナ(足先に体重をかける体位)
ヨーガ・ムドラー(屈む体位)
ウルドヴァ・ムカ・ダヌル・アーサナ(仰向けの弓の体位)など


行法実習プログラム②
しらかしゆうこ先生のバラド・ヴァージャ・アーサナ(より糸のねじり)は、
身体のバランス・ゆがみを意識することができ、自宅でもよく復習をしています。

また、ササンガ・アーサナ(うさぎの体位)は、
頭のサハスラーラ・チャクラ(7番めのチャクラです)を刺激すると共に、
頭蓋骨のゆがみを治し、顔のゆがみも治すといわれました。
つまり、顔の形が整い、美人さんになる体位です。(笑)
行法実習の後、頭がすっきりと、目がすっきりとするのを身をもって実感しました。

※チャクラとは、人間の身体の中にある精神エネルギーのセンターを指します。
チャクラは7個あり、そこにプラーナ(気)が通じると、
人間にもともと潜在する資質が開発され、
動物に近い本能が弱まり、だんだん神に近い、人間として一番高い資質が表れてくるといわれています。
神秘の世界です。

行法実習プログラム③では、松本征男先生のレッスンへ参加しました。
私は、松本先生に教えていただくのは初めてでした。
驚くほど穏やかで、本当に穏やかで、優しい先生で、説明はわかりやすく、明瞭解析。
内容は、
マユーラ・アーサナ(孔雀の体位)
ヴァーターヤナ・アーサナ(馬の体位)
ゴーラクシャ・アーサナ(牛飼いの体位)
と大変難しいアーサナではありましたが、どれも興味深く集中して行うことができ、
あっという間の時間でした。


ココからは、ヨーガの根本にある理論のお話。

高野山傅燈大阿闍梨 種智院大学名誉教授 山崎泰廣先生のご講演「密教・阿字観瞑想とヨーガ」では、
3.11東日本大震災についても触れて下さり、
「苦難・悩みは生きる材料」とおっしゃられた言葉が心に残りました。
原発事故の収束のみえない福島には、「生きる材料」が山ほどあるように感じます。


理論研修「ヨーガ禅に学ぶ」の八田捷也先生の講義の中で、
「『私達はどのように生きていったらよいか』ということが人生にとっての『テーマ』なのです。」
とおっしゃられて、私が今考えている内容、そのものズバリでございました。

このようなテーマは普通は考えないもので、
行き詰った時に考えるようになるそうです。

人生の目的とは、人生とは一体なんだろう?

自分自身は一体何者か?

人間とは何だろう?

一体自分は、どこからきてどういう存在なのか?

死んでおわりなのだろうか?

静寂に信念をもって、自分の生きる目標として、
自分の人生観として保つ事は、そう単純ではありません。

人生にとってもっとも大切な教えを、明瞭にしてくれる、
それがヨーガ禅の持つ教えと繋がっているはずです、こんな内容でした。

「ヨーガは心の奥底を調える」という禅話のお話もありました。

私達は身体が大切なのですが、身体も心も一心同体なのです。
心身一如という言葉があります。

身体の調子が良ければ心もいつの間にか調子が良くなり、
身体が不調ならば、心も不調になる。

心も健全だったら、身体にもよい影響をもたらしてくれるのですが、
心の方から調えていくのは、心が見えないだけに難しいのです。

心の奥底は、葛藤して種種雑多に交じり合い、
そういう状態が通常の私達の心の状態なのですが、
それをどうしたらよいかと言うと、

その心を調えていくためにはまずは身体を調えるのが最善だと話されました。


・・・・ヨーガを毎日行い、ヨーガの理論を学ぶことによって、
救われている毎日であることを日々実感しています。



3日間の研修会では、
全国各地からご参加されました皆様から温かいお言葉、励ましのお言葉を本当に沢山頂きました。

安心して空気を吸いながら、ヨーガに身体と心を委ねることができたあの3日間は、
穏やかで慈悲に満ち溢れた時間であり、幸せな空間だったと感じています。
心からお礼申し上げます。
本当にありがとうございました。

井上信男先生が
「福島の人はもう充分がんばっている。福島県の人は、元気に過ごしてくれるだけでいい。
あとは我々が動くから。」とおっしゃって下さいました。
私は、その場で涙が溢れました。

本多明朗先生からは、放射能を排泄する方法としての食事療法、自然療法、様々な資料を、
研修会後にも何度も送って下さいました。

福島から遠く離れた高知県の方々には、福島の状況を親身になって聞いて下さり、
心配して下さり、福島には入ってこない情報なども教えて頂き、感謝の思いでいっぱいです。

もし自分達が逆の立場だったら、果たして同じ事をできただろうかと、
福島から参加した仲間3人と話しています。

相手の立場になって考えられる事の素晴らしさ、ご参加された皆様の心の清さ美しさを感じました。
私にとっては、そういった人の温かさを改めて教えてくれた震災でもあります。

ただ、この震災を一つの自然災害としてはいけないとの思いが強くあります。
全体のサットサンガでは、最後に少しだけ福島の現状をお話させていただく時間を頂戴し、
今感じている事をお話しました。

言いたい事は山ほどあったのですが、ありすぎて言葉に詰まり、
上手く話せなかったような気がしています。

なので、ここで少しまとめてみました。

震災による原発事故について勉強をしていく中で、原発事故に関しては、
世の中について無関心でいた自分達が、私欲のために起こした「人災事故である」と感じています。

地震大国の日本に原発がある限り、
このような事故は「起こるべきして起きた事故である」と感じています。

原発の事故は、美しい緑、大好きな自然を汚染し、
美味しい野菜、果物、農水産物などの一次産業を打撃するだけでなく、
安全に空気を吸って生きる日常さえも奪ってしまいます。


ある子は
「避難したいけれども、親が仕事の関係で福島を離れられないから、親に避難したい事を言えない」
と悩んでいます。

逆に「家族と一緒に過ごしたいから、死んでもいいから覚悟して福島に残る」という子供もいます。

小さな子供がこのような悩み、覚悟を持って生きているのです。
普通に暮らすということが、どんなにか幸せで有り難いことなのかを思い知らされます。

安全と言う人、危険だと言う人、どの情報を信じるかで、県民の意識の差が大きくなっています。
何が正しいのか真実は誰も分かりません。
その結果がでるのは、10年20年30年という月日がかかるだろうと思います。

その考え方の違いに、悩み苦しんでいる人は多く、
学校、職場、地域コミュニティ、親戚、家族までも引き裂いています。

将来何十年にもわたる不安を抱えながら、福島に残る人、
母子だけ避難させて二重生活を送る人、
家族の理解を得られずに離婚をして福島を離れる人もいます。

私たちのような生活、このような辛い思いは自分達だけで充分です。
もう誰にも経験してほしくありません。

第二の原発事故は、決して起こしてはいけないと思います。

そのためにも、世の中に無関心でいることをやめ、もう一度原点に戻って、
自然によって生かされているということを深く考えていきたいと思います。

自分達の私欲で作った負の遺産を、
何も知らない子供やその孫達へ残すことはしてはいけない事だと強く感じています。



大変難しい事ではありますが、
目の前に起きている出来事は「生きる材料」として全てを受け入れるように努力しようと思います。

そして、溢れる情報を取捨選択できる賢い知識を身につけ、
ヨーガによって抵抗力・免疫力を高めて身を守り、
心穏やかな生活、正しい食生活、
まさしく佐保田先生の説かれた『ヨーガ的な生活』を送ることこそ、
この危機を乗り越える鍵なのではないかと考える今日この頃です。

安心して暮らせる日が来る事を祈って、
ヨーガと共に、覚悟を決めて生きて行きたいと思います。



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Posted by kitten at 17:19 │Comments(0)京都研修
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